コラム/建築革命宣言!
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第15回

ビーアイジーグループ代表 青山洋一の挑戦(1) 山中省吾 2000.02.14

ビーアイジーグループが株式公開
 昨日(2月10日)ビーアイジーグループ代表、青山洋一さんの話しを聞いた。「新世紀倶楽部21」という勉強会で、12〜3人ほどの集まりだった。「新世紀倶楽部21」という勉強会は、野村証券米子支店が音頭をとって、山陰地区から全国を目指す企業家を集めて昨年組織された。オープンネットも参加している。
 ビーアイジーグループは、メンバーの中から初の株式市場店頭公開を果たした企業である。鳥取、島根を合わせた山陰地区で、東証1部に上場している企業は、唯一山陰合同銀行だけ。店頭公開を果たした企業でも、5社くらいしか無いと思う。それほど山陰地方は全国に打って出る企業が育たない。
 昨年末、12月17日の夕方、当MLにも参加している監査法人トーマツの今岡さんが事務所に来た。冷静沈着な今岡さんにしては、少々興奮ぎみだった。理由は分かっていた。今日株式を公開することは、今岡さんから事前に聞いていた。今岡さんはビーアイジーグループの主任会計士で、公開の準備に携わってきた。
 「今岡さん、どうでした?」
 「いやあ、びっくりしました。今日は興奮して眠れませんよ。私にとって記念すべき日になりました。」
 額面5万円、公募価格430万円、公開時にいきなり3500万円の値が付いた。オープンネットのメンバーは、株式に感心のある人は少ないと思うが、その道に詳しい人なら、日経のニュースなどで目にしていることだろう。1999年の株式公開での快挙である。この日、ビーアイジーグループは、一日にしていきなり株価時価総額が、1750億円となった。
 株式公開後の青山さんは、おそらく目の回るほどの忙しさだったことは想像に固くない。久々の勉強会参加となる「新世紀倶楽部21のヒーロー」の話しを聞こうと、一時間の講演がセットされた。感じたことが数多くあった。オープンネットの会員は、皆が設計事務所の経営者である。少なからず参考になると思い、MLに投稿することにした。私はメモを取らないので、記憶違いもあると思う。枝葉の言葉に間違いがあった場合は、どうかご容赦願いたい。エッセンスだけを伝えたいと思う。
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